鹿児島へ
早いものでもう3月になりました。
昨日は気温も高く、中国地方では昨年より5日ほど早い「春一番」が吹いたそうです。
まだ製材していない松丸太が山積みになっていますが、2機の製材機をフル回転して製材を急がなくてはいけません。
さて、前週末は1日だけお休みを頂いて、大阪出張の後、そのまま鹿児島まで足を伸ばして知覧特攻平和会館へ行ってきました。
知覧特攻平和会館は、大東亜戦争末期の沖縄戦において、爆弾搭載の戦闘機で敵艦に体当たりをして沈める特攻作戦に出撃した攻撃隊員の遺品や関係資料を展示した施設です。
館内には、1036名の特攻死をした17歳から20歳後半の若者たちの遺影や遺書などが展示してありました。
展示してある英霊の写真は、明日死んでしまうことの悲壮感を感じさせない気負いの無い表情をしていました。
出撃前夜に書かれた遺書は、一字一字とても丁寧に書かれたもので、母親のことを想いこれまでの親不孝を詫びる手紙、幼い我子へ残した手紙、婚約者への慕情と未来を気遣う手紙など愛する人への想いを綴った手紙がほとんどで、中には日本を滅亡させないため、これからの若者に日本の未来を託す手紙もありました。
多くの手紙に大切な人や郷土に対して、あふれんばかりの想いが綴っていました。
特攻隊に対しての考え方や受け止め方は人それぞれ違うと思いますが、大切な命を誰のためにどう生きるのか。
戦後60年以上が経過して当時の記憶が風化しつつありますが、大切な人を守るため、日本の将来を思い旅立った人たちに恥ずかしくない生き方をしなければと強く思いました。
時間があれば霧島神宮にも行きたかったのですが、今回は知覧特攻平和会館が目的の1泊2日の弾丸旅行でしたので、翌日の午前中に鹿児島を後にしました。
次回はゆっくりと時間を掛けて南九州を廻ってみたいですね。
さあ、今日も頑張ろう☆