地松で建てる伝統工法の家
長い冬も終わり、ようやく春がやってきました。
今年は例年になく雪に泣かされた冬で、何年ぶりに工場にも沢山の雪が積もりました。
真っ白な雪景色も良いですが、何事もほどほどが丁度良いですね。
さて、本日出荷の材料は、北陸地方で建てる伝統工法の物件です。
構造材一式と屋根材を納めさせていただくことになっております。
今回の便には、地松の「梁桁材」と腐りにくい米ヒバで作った「足固め」を積みました。
通常は桧の赤身勝ちを使うことが多いですが、指定がございましたら米ヒバも用意いたします。
やはり木組みをしっかりと見せる伝統工法の家には、昔から梁材として使われてきた地松材が一番しっくりきますね。
真壁になりますので、梁材や桧柱など構造材のほとんどが化粧として使われます。
もちろん金物は一切使っておりません。
本物の伝統工法の建物です。
伝統的な木造建造物の技術が、ユネスコの無形文化遺産候補にもなっていることもありますし、このような建物を造り上げることが出来る本物の職人さんの価値が高まり、そこを 目指す人が増えて欲しいですね。
他の物件も合わせると、5棟の伝統工法の物件が同時進行で進んでおります。
当社では既成寸法以外のプレーナー加工はもちろん、様々な加工のお手伝いをすることで、しっかりと大工職人さんのサポートをさせていただきます。