子負い襦袢
出雲地方に伝えられる「孫ごしらえ」という風習があります。
これは、嫁いだ娘が妊娠すると嫁の実家から、藍型染めの子負い襦袢や子負い帯、湯上げ、足拭きなどを贈るならわしです。
下の写真のものは子負い襦袢(こおいじゅばん)といって、冬に赤ん坊をおぶったときに寒いので上から羽織った綿入りの着物のようなものです。
大正時代の子負い襦袢で鯉文様のものですが、激しく落下する滝を登ることが出来た鯉は龍に化すという中国の古事から、鯉は立身出世を表します。また、勢いよく跳ねる鯉の姿が男の子の文様として好まれていました
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