手刻みの仕事
今日明日は大田市の彼岸市ですね。
旧NTT広場では石州素舞流が椅子作りなどのイベントを開催しております。
皆様のお越しをお待ちしております。
さて、現在の日本の木造住宅はプレカットの普及に伴い、今では98%以上がプレカットなど工場加工された材を現場で組み立てるだけと、本来の大工さんの腕を発揮する場がめっきり少なくなりました。
しかし、旧来からの伝統工法や複雑な仕事などは、やはり機械では対応出来ないので、大工職人の技術に頼らなくてはいけません。
こだわりの木造住宅でも、基本はプレカット加工ですが、機械で対応出来ない箇所だけは手刻みで対応している物件も数多くあります。
下の写真は、プレカットでは加工出来ない縁桁丸太の加工を大工さんに手刻みして組んでもらいました。複雑な仕事でしたが、丸太を支える柱から框まで匠の技が光る仕事をしていただきました。
次は梁丸太の加工です。
大きな丸太で本数も多い上に手加工で仕上げなくてはないので、とても手間のかかる大変な仕事でしたが、なんとか棟上げに間に合わせてくれました。
2枚とも同じ物件です。
いよいよ、来週から建て方に入ります。