視察研修~四国~
11月15日と16日、愛媛県久万高原町と高知県本山町へ視察勉強会に行ってきました。
1日目に視察した日本有数の林業地域である愛媛県久万高原町では、新生産システムの大規模工場と小規模工場、複層林を視察、そして愛媛大学で木材乾燥や久万林業について講義していただきました。
初めて視察する新生産システムの工場は、杉の間柱とラミナー材を年間6万㎥製材する巨大な工場で、製材のスピードと規模は圧巻でした。今のところ原木の供給や製品の販売についても順調なようで、施行の集約化も地域一体となって取り組まれていました。
対照的に小規模の工場では、厳選された良質な原木から、木を知り尽くしたハンドルマンの製材で高付加価値を追求する古き良き製材所さんでした。実際に製材しながら木のクセや、木取りを解説していただきました。
2日目の高知県本山町の工務店さんでは、地域材を活用したモデルハウスを見学させていただきお話を伺いました。
ここの工務店さんでは、地域の1次産業全体の底上げをミッションとされており、木製品小物の製作販売から米を原料とした新商品開発など、地域振興について積極的に取り組まれておりました。
2日間の研修を通して、様々な立場で木材業に携わっている方々とお会いしてお話することで、現在の弊社の立ち位置を客観的に知ることが出来ましたし、今後の展開について、とても価値のある2日間になりました。
ありがとうございました。