竹下木材

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木のあれこれ

あかみ(=赤身/心材)としらた(=白太/辺材)

木には、あかみ(=赤身/心材)としらた(=白太/辺材)があります。「心材」という呼び方をすると、木の芯の部分だけを指すと思われがちですが実はそうではありません。
木の周辺の方にある新しい細胞はまだ活きていますが、毎年外側に新しい細胞ができてくるとやがて死んでいきます。 死んだ後で含まれていた化学物質に変化が起き、左の写真のように色が付いたり濃くなったりしてきます。中心に近いので「心材」という風に呼ばれるのです。
中には、モミやツガのように心材と辺材の区別の付かないものや、ヒノキのように目立たないものもあり、色は同じでも熟しているという意味で、心材に相当する部分を「熟材」と呼ぶこともあります。
心材は細胞としての機能が停止し、取り残された樹液などが変化して、色素や樹脂になり組織に留まります。辺材と比べると虫害を受けにくく、腐れにくくなっていること、また、色が美しく材の特色をより表していることなどから、喜ばれることが多いのです。
和室の天井材として使われる天然のスギ材など、節がなくて全部心材なのを赤無地(あかむじ)、真ん中が心材で両側が辺材なのを耳白(みみじろ)、心材と辺材が入り混じっているものを源平などといって高く評価されています。
竹下木材では、このあかみ(心材)の部分の色の美しさや濃さなどから「赤身(あかみ)」という呼び方をし、他と区別しています。このような良質の赤身材を多数取扱しておりますので、納材先のお客様からも大変喜んでいただいております。

木には節があるのが普通です。 丸太から板や柱を切り出したときに現れる枝の断面が節となって現れるのですが、木材はもともと樹木として生きていたものです。樹木は生きていくために光合成を行い、これを効果的に行うためにあらゆる方向に枝を伸ばし、葉を茂らせ、十分な日照を確保しようとします。つまり、節の存在は木材にとってごく自然な特徴といえます。
木の枝は、はじめは細く、だんだん太くなりますが、幹も太っていきますから、この枝を元の方から包み込んでいきます。枝は生きたままの状態で幹に包み込まれるので、これを生節(いきぶし)と呼びます。この場合には、枝の細胞と幹の細胞とは、枝の元の方だけでなく、周りでも繋がりあっているわけですから、柱や板にした場合、節が抜けて落っこちてしまうというようなことはありません。ところが、枝が何かの理由で枯れてしまい、そのまま幹の中に包み込まれてしまうと枝の細胞と周りの幹の細胞とは繋がっていないので、節は周りが黒く幹の材と区切られています。このような節を死節(しにぶし)と呼びますが、死節が抜けて穴になっていると抜け節(ぬけぶし)つまり節穴(ふしあな)になります。節に腐れが入っていると腐れ節(くされぶし)です。
日本では従来、節のない木材が好まれる傾向にあり、節の数や大きさは材木の美観の判定項目にもなっていて、一般に節の少ないものの方が高額で取り引きされています。見かけの上からは、もちろん節のないものが無節(むぶし)で最高級品、少しだけ節のあるものが上小節(じょうこぶし)でこれにつぎ、もうちょっと大きい節になると小節(こぶし)になり、後は一般材です。この銘柄は、製材品の上に印刷してあり、大工さんが材を選ぶときの目安になっています。
しかし、最近では「木に節があるのは当たり前」と割り切って、地元産のスギ等を内装材に使用した住宅も多く見受けられるようになりました。「安物」という固定観念が徐々になくなり、節の持つ自然さを積極的に活かそうという動きが活発化してきているように思われます。そのせいか、節をデザイン的に好まれる方も増えてきて、ログハウスや子ども部屋等によく利用されているようです。

年輪と木目

年輪

木は、無数の細胞が集合し形成されています。春から夏にかけては成長が速いため柔らかい細胞ができ、成長の遅い秋から冬にかけては硬い細胞が出来ます。木の横断面をよく見ると、厚さが厚く色の薄い部分と、厚さは薄く色の濃い層が、交互に出来ているのがわかります。前者を「夏目(春材または早材)」、後者を「冬目(夏材または晩材)」といいます。このように季節の変化により繰り返し成長した細胞が、木の横断面に同心円状の輪として現われ、これを「年輪」と呼んでいるのです。一般的に年輪の詰まっている、つまり密度の高い木材ほど強度があると言われます。また、冬目がよく締まり、夏目のある程度の幅のある木は、見ても美しく狂いも少ない安定した良材といえます。

木目

木を製材したときに現れる年輪などの模様のことを木目といいます。切り方によって現れる模様により、「板目」、「柾目」、「杢目」の 3 つに大別されます。木目の現れ方は木材同士でもかなり異なります。針葉樹は割りとシンプルですっきりとした木目模様が現れやすいですが、広葉樹はバリエーションに富んでいて千差万別です。

板目(いため)と柾目(まさめ)

板目(いため)

丸太の中心からずれて挽くと、年輪が並行ではなく山形や筍(たけのこ)形の木目が現れ、これを「板目」といいます。一枚の板の中に心材と辺材が入っており乾燥すると湾曲しますが、丸太から無駄なく取ることが出来るので経済的です。 板目は、強度面で優れており多少の曲げにも耐えることができます。
冬目は、強さだけではなく水・気体や液体を通さない性質があり、酒樽・醤油樽・漬物樽・水桶といった長期保存型の容器として一般的に使用されています。
建築用材としても外部から雨の侵入を防ぐ外壁材や門扉材、また強度を要求される外部デッキ材などに使用され、船舶用材としての利用は最も顕著な例といえるでしょう。
日本人は一般的に柾目を好むようですが、外国人は木材らしさが現れる板目のほうを好んで使用するようです。いわゆる「杢」と呼ばれる美しい紋様が出てくるのはこの面に多いのです。

柾目(まさめ)

丸太の中心に向かって直角に挽いたときに年輪が平行(縦縞状)に現れる木目を「柾目」といいます。柾目では、放射組織は年輪を横につなぐ働きをしています。柾目の板が割れにくいとか狂いにくいといわれるのは、この組織が一役買っているのだとされています。
板目と比べて切るのに手間がかかる上、数が少ししか取れないのでコスト高になります。柾目は反りや収縮などの狂いが少なく、特に木の中心を通った柾目は一枚しか取れないわけで最も価値が高く、これに近い、年輪が上から下にすーっと通ったものは材面が美しいことからも価格もやや高くなりますが、中心から遠くなるにしたがって板目に変わってきます。
柾目は柔らかい夏目部分を水分が透過します。調湿量が大きく水分を多く含みますが、膨張や収縮が少ないため、寿司桶・風呂用の手桶・ご飯用のおひつ・蒲鉾板など水分変化の小さな容器としても利用されてきました。

杢目(もくめ)

木目などの紋様で、特に装飾価値の高い紋様を「杢」と呼んでいます。ブナ科の虎斑杢やメープルなどに現れる鳥眼杢、トチ、シカモア等の縮み杢の他、縞杢、葡萄杢、牡丹杢、鶉杢、如鱗杢などがあります。

木表と木裏

樹皮に近い方を「木表」、樹芯に近い方を「木裏」といいます。木材は、含水率により伸縮が異なり、その度合いは、木の部分によって異なります。その為に、割れや反り、狂いといったものが発生します。
反りや狂いには、一定の方向性があり、木表は木裏に比べて樹皮面に近く、また水分も多いため乾燥時に木裏よりも大きく収縮します。乾燥したときに生じるこの性質により、木の使い勝手が見えてきます。大工さんはこの性質をうまく利用して木が暴れないよう、木表・木裏のバランスを取りながら家を建てます。


天井は木表が下向きですが、床は木表を上向きに使います。木裏を上にすると木目が立ち歩きにくいからです。また、鴨居は木表を下向きに、敷居は木表を上向きに使うのが普通です。逆にすると、変形してから建具が動かせなくなってしまいます。
一般的には木表は木目が優しく、化粧面に適しており、木裏は繊維が浮き出たようになり、見た目が悪いので見えない面に向けるようにしますが、耐久性を要する場所、例えば雨露にさらされる外周りには、木裏を化粧面に使ったほうが良い場合があります。腐りにくい心材は木裏側にありますし、反った場合に端が持ち上がるのを防ぐためです。
天板などで無垢板を張り合わせるときは、木表で揃える方法と、板同士お互いの反る力を消し合うため、木表・木裏と交互に並べていく方法もあります。

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